アンバランス~不実な俺様部長の甘い誘惑~
惨めなモノだった。



俺を憐れんだ…久保社長に拾われて…今に至る。


俺が幼少の時から親に受けた教育は人の上に立つだけの教育。
人に雇われて、使われる今の状況に我慢出来なかった。



その上、極度の人間不信に陥った俺は仕事も他人任せには出来ず…何でも自分でこなしてしまい…周囲からワンマンだ、協調性がないと叩かれた。



それでも…久保社長は俺に副社長のポストをくれた。
久保社長には感謝しなくてはいけないけど・・・素直に礼が言えなかった。




その久保社長にも捨てられた俺は失意のどん底に居た。






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