アンバランス~不実な俺様部長の甘い誘惑~
俺の瞳の中に飛び込んで来たのは元カノの千紘の顔。



彼女の髪はミディアムレイヤーで裾がゆるく巻かれ、
メイクが施された顔は映え、

襟を立てた白いシャツに黒のパンツスーツをビシッと着こなしていた。

外見はバリバリと働くキャリアウーマン風。


高校時代の千紘がオトナの女性になって俺の前に突然、現れた。



しばし、オトナの千紘に魅了されて見惚れる俺。



こんな惨めな自分を千紘には見られたくないと思い…俺は慌てて、ジントニックを飲み干して、椅子を立つ。




「返事は今すぐでなくてもいいから・・・」



と同伴の男は優しく千紘に語り掛ける。



千紘はコイツにプロポーズされていた。


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