不良くんと鈍感ちゃん
海那は、始めから行くつもりだったのか‥
俺は‥何を迷ってたんだ‥
「俺も‥アメリカに行く!!」
「へ?」
「海那の心配してたけど、いらなかったみたいだな?」
「‥ッ!!」
「‥俺も支社で支社長やってみないかって言われてた。‥それ聞いた時、一番最新に思ったことは、海那のことだった‥」
「え?」
「‥でも、これは会社のことだ‥俺らの恋愛ごっこに付き合わせるわけにはいかない‥」
「・・・」
「‥けど、俺はお前を離そうとは思ってねぇよ?」
「へ?!?!」
「‥大学卒業したら、必ず迎えに行く。その時は‥」
「その時は‥?」