ストレートギア
3章 いつのまに日常生活に戻っているんだ

簡単なことさ

いろいろ状況がおかしなことになっているな、幼なじみが小さくなるは、神が光臨するは、俺の頭はとうとうイカレてしまったのか?

こんな今に至る現在の状態をあなたは信じますか、信じるかー。

と言いつつもこの世界を正したいことを願っています。がしかし、俺自身はどう感じているんだ?

こんな居心地の悪い世界に一人だけ置いてけぼりにされるし、いつものアキナはどこに行ってしまったのか。俺は途方もない唖然を感じている。

何だかんだ時は過ぎ、コイツとのやり取りは一向に変わらず日常茶飯事であった。何故かこれが最初からこういう現状だったかのように毎日を過ごしていた俺は、何かに気が付いた。

何か違う、何かが足りない、何かを欲している、何を?

それが、何回も頭を回している。何も考えていないのに頭が、頭じゃない体が、何かを訴えている。

俺は、俺なのか?

朝が来た。昨日も朝が来た、そりゃそうだ。そして、いつもどうりアキナが俺を迎えに来る…?来ない。

あれ、来ないのか、いつも理解できないぐらい俺を叩き起こしに来るのに、
< 31 / 32 >

この作品をシェア

pagetop