契約結婚
勢いよくドアが開けられた先を見ると
息を切らした拓磨の姿があった
「なんで拓磨がここに…」
麻里子さんが動揺し始める
「麻里子…おまえ…!…っ!」
拓磨は私の姿を見つけ顔を歪めた
そしてベッドへと近づきドカッと男を殴った
「俺の羽音によくも…」
今までに見たことのないような形相で男を睨む
「お、おい…待ってくれ!俺はこいつに頼まれただけで…」
男が焦ったように弁解する
拓磨は麻里子さんにも睨む
麻里子さんは青ざめた様子で拓磨を見ていた
その隙に男は逃げて行った