砂時計
まだ、3日しかたっていないのに


もう1ヶ月くらい会ってないような気がして。


不安で、辛くて、怖くて……。



「レオ君……」


「海ごめん。俺、会えない」


ドアの向こうから聞こえるレオ君の声。


「謝らないで! 私の方が酷い事した」


そう言った私の顔がぬれていたのに気がついた。



あぁ……また泣いてしまった。



「海に行ってから、話そう?」


そう言ったのはリオちゃんだった。







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