毒舌メイド 【完】
「かしこまりました。では、起こしに行きます」
「あぁ、わかっ――……」
……ん? 起こしに来るって?
部屋はまだ散らかっていたような……。
それを見られて馬鹿にされたら、恥ずかしくないか?
「……やっぱり、来るな」
「どうしてですか?」
俺は少し黙ってから、ボソリと呟くように答える。
「……寝室、汚いんだよ」
「大丈夫です。そんなこと気にしません。たとえ、エロ本があっても」
おい。女がそんなこと言うんじゃねぇよ……。