牙龍 私を助けた不良 上
夏日、肌を焼く




あれから数日。


小さい子供のようにはしゃいでいる男達を見ながら、深く大きい溜め息を吐いた。


一昨日から、帝牙高校は夏休みに入った。のんびりしようと決めていた私が居るのは、何故か海。


一泊分の用意をするように言われて、引っ張られるようにしてやって来た。


朝、一泊分の荷物を持ち呼び出されて倉庫に行けば、海に行くことが決定していた。拒否したのに。


海は好きじゃない。スタイルよくないのに、水着とか着たくないし。それ着たら、左二の腕にあるもの見えるし。


・・・ちっ、カラフルヘッド共め。



「行かんのんか、凜華ちゃん」


「行かない」




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