嘘カノ生活

バイトは10時まで続いた。

高校生だし、時間が延びる事はあまりない。



　
「さて、帰ろ」

あたしは制服に着替えて控え室を出た。

もうあがっているかと思ったら、間宮さんはまだ働いてる。　
　



どうしよう、待ってた方がいいのかな。

そう思ったけれど、なぜかそれが恥ずかしくて。

　


「…良いよね」
　
　
そう思うと、あたしはSASAKIを出て、家へ帰った。