未来姫×新撰組

私の馬鹿…

なんで…失ってから…
気付くのよ…

大切な…

愛おしい人を…守れなかった…

「ッッ…ウッ…ヒック…」

…チリン…

ッッ…

「み…っく…」

「困ってるみたいだね…優奈…」

未来が現れた

「優奈…
貴女は…沖田総司を…

助けたい?」


助ける…?
助けたいょ…

私の…命だってあげていい…

それほど、沖田さんが好きだから…

「…わかった…
助けよ!沖田さんを!」

「うん!!」

でも…どうやって?

「あのね?優奈…
人間には、生まれつき不思議な能力があるのを
知ってる?」

私は、首を横にふる

「それは、いろいろある…
まぁ、前世も関係するけど…

例えば、超能力者…
何かを曲げたり、物を自由自在に
操ったり…
それと、同じように全部の人間に
そういう力があるの!
優奈は、医学に関してはどんな病気も治していた

でも、それは優奈の力なの」

私の?

「私、何にもしてないょ?」

教わった通りにやっていただけ…


「それが、力なんだよ!!
でも、当時はまだ、力は封印されていたの…
優奈の力が強いから、力が抑えきれなかったんだと思う。

でも、今は大丈夫!
封印は解かれた。
大事なものを見つけたから…」

大事なもの……














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