Once Summer Love~1ヶ月だけのmy lover~
「…冬……雅……。」
「天音……。」
あたしは震える指で冬雅の涙を拭った。
冬雅……ごめんね?
彼女らしいことができなくて……。
これからもずっと、一生、冬雅の隣にいたかった……。
でも……あたしにはもうムリ……。
冬雅に何もしてあげられない……。
でもね……ありがとう……。
初体験が冬雅でよかったよ……。
キスも……その先も……。
そして何より、あたしに恋をさせてくれてありがとう……。