二人の彼氏
「わぁ〜、綺麗!!…あっ!!」
「「麗華!!」」
私は、木から見る町並みに気を取られていたら、手を滑らせそのまま地面へと落ちていった。
落下した時に、胸のところを切ってしまい、今でもその傷は残っている。
龍と虎は、護衛でありながら、傷を負わせた事をこっぴどく怒られていた。
この頃からだ、私と二人の間で見えない壁が出来たのは…
そして、この傷が二人の自由を奪った原因の一つ…
この傷がなければ、もっと自由に生きられた…