【モテ期到来】
アカリは父親には滅多に会えないからか、やたら親父にからむ。
親父はうちに女の子が居るってシチュエーションに馴染めないらしく、動きがぎこちない。
洋次はそれがツボに入ったらしく、ひーひー言いながらずっと爆笑してた。
「パパはいつもこの時間に帰って来るの?」
「…パパ…」
ボッと真っ赤になる親父。
「…何赤くなってんだよ、エロ親父。」
「父ちゃん、アカリさんは兄貴の彼女だから~!」
「…彼女じゃねぇし!」
「え?違うの?」
母ちゃんまで…もうイヤ、コイツら…。
アカリはそんな俺達の会話は気にせず親父にビールを注いで楽しそうだった。
…が、俺はあんま楽しくない。
「…アカリ、そろそろ行く?」
「あ…行く!」
「行くって…こんな時間に何処行くの、あんた…」
怪訝そうな顔をしている母ちゃんに「バッティングセンター」と答える。