【モテ期到来】




太一がくれた言葉が私の不安を和らげる。




胸の中が暖かく…ううん、熱くなってどんどん私は太一一色になってく感じ。




「太一…。私、太一の事大好き。」




「ん…俺も。」




「太一…?」




彼の腕を引っ張るとちょっと緊張気味な瞳が私を見る。




「…今何考えてるか判る?」




「多分…俺と同じ…かな…?」




太一は私の顎に手を添えながらそう言って少し腰を屈めた。




チュッと軽く触れた唇。




私の考えを読むような太一の目。




私は背伸びして太一の首に手を回すと、力強く引き寄せられた。




痺れちゃうくらい優しくて…角度を変えて何度降り注ぐ太一のキスに酔わされる。




クラクラの私を太一は抱き締めて耳元で囁いた。




「…俺、アカリにしかこんな事思わないから。」




私の中の不安がどんどん小さくなっていったような気がした。





   ◇◇◇◇◇◇◇◇



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