童顔教師が居候。
ピーンポーンパーンポーン
珍しく呼び出しの放送が流れる。次の授業はもうすぐ始まるのに。
「1-A 仲森雀さん、至急英語準備室まで来てください。」
……は?私!?
えっと…まてまて落ち着け私。
いくらテストが白紙に近いからって…
まだ採点もしてないはずだし…
頭の中はパニック!…てかこれ私死亡フラグ?
「雀!?まさかあんた白紙で出したんじゃないだろうね!?」
唯ちゃんが心配そうに私を見た。
が、その顔はやっぱりどこか笑っている。
「ちょっとは書いたって!…行ってくるっ」
大急ぎで階段を駆け降りる。
走りながらふと気付いた。
…さっきの声、明らかに長谷川じゃなかったよね?
男の声だった。しかも聞き覚えのある…
ガラッと勢いよく英語準備室の扉を開けると
そこに居たのは長谷川ではなく…