清水の舞台
倉田
平成十七年○月△日、松木真理子は京都府警にきていた。

真理子を呼び出したのは青山という若い刑事である。

「どうぞ、お掛けください」

真理子は椅子に腰をおろし、青山刑事のしゃくれた顔をみた。

「さっそくですが、倉田良行について知っていることを全部話して頂けますか」


青山刑事はメモの用意をし、興味深く真理子の目をみた。

息の臭い刑事だと思いながらも、真理子は倉田について出会いから話し出した。

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