【完】愛する人を守る方法
『俺は、鈴木がいれば、充分だから。鈴木がちゃんと分ってくれていれば、それだけで充分だから…』

高野くんは、あたしを抱きしめた。


「けどっ……」



『俺は、鈴木が好きだから。ずっと、ずっと好きだから、鈴木も、ずっと俺のこと想ってて?』



「うん、うん。ずっと、ずっと想うよ、高野くんのこと…。それで、高野くんの悪口言ったヤツ全員ぶっ飛ばすから!」


『ハハ、ありがとな?好きだよ、爽子』


「あたしも、好き。翔…」



あたしたちは、キスをした。



何度も、何度も…。
< 7 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop