プレイボール

新世代

願いが叶ったのか四年生の時は常に一回戦負け。
四年生だった僕が見ていても勝てる雰囲気がなかった。負けて当然。
練習試合さえ負けてばかり。それくらい「中央野球少年団」のレベルが低いんだっていうことを見せつけられた一年目だった。

毎年九月頃には六年生が引退し新人戦があるが、これまたこのチームの悪い癖で今度は五年生ばかりがレギュラーに選ばれるため全く出番なし。
しかもチームは一回戦負け。

野球人生の始まりとしては最悪だった。

それでも希望がもてたのは、六年生が引退したので練習に参加できるようになったこと!!

ほんとうにうれしかった。
野球ができる喜びを初めて感じた。

少しだけきつい打球のノックも上級生がバッティングピッチャーをつとめるバッティング練習などテレビの甲子園特集で流れる映像の中にいるような気分だった。
< 6 / 6 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

DEVIL`S ARMS
くろ/著

総文字数/5,119

ファンタジー15ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop