王子様は旦那様
5.姫を助けに来た王子様
それから、昼休みが終わる10分前くらいに教室に戻ったら
「ちょっと栗原さん、いいかしら?」
と同じクラスの“白石 蘭子”(しらいし らんこ)が言ってきた。
その後ろに、5人の女子もいた。
確かこの人たちって、“神矢拓斗ファンクラブ”を作ってる人たちだ。
あたしは、嫌な予感がしつつも
「う、うん」
と答えて彼女たちの後を付いて行った。
━━━━━━━ーーー
連れて来られたのは、滅多に人が通らない階段の下だ。
「ちょっと、あなた。本当に神矢様と付き合ってるの??」
と、白石さんが眉を寄せて聞いてきた。
「ちょっと栗原さん、いいかしら?」
と同じクラスの“白石 蘭子”(しらいし らんこ)が言ってきた。
その後ろに、5人の女子もいた。
確かこの人たちって、“神矢拓斗ファンクラブ”を作ってる人たちだ。
あたしは、嫌な予感がしつつも
「う、うん」
と答えて彼女たちの後を付いて行った。
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連れて来られたのは、滅多に人が通らない階段の下だ。
「ちょっと、あなた。本当に神矢様と付き合ってるの??」
と、白石さんが眉を寄せて聞いてきた。