君と僕のボーダーライン


「5組で良かったよね?」

そう言って一足先に歩っていた高杉くんが私のクラスの前まできて振り返る


『うんっ。…あれ?クラス知ってたんだ…』


驚いた、私のクラス知っていてくれたなんて


私が告白したのは高1の時で
それから2年に上がったときにクラス替えをしたから
クラス知ってるなんて思ってなかったな



「え? 知ってるよ笑 たまに見るし、体育とか。まぁ去年みたいにいろいろ引き受けて無理しすぎないようにね笑」


教卓のうえに頼まれた配布物をバサッと置くと、また私の髪を優しく撫でる…。

それからもう一度ぽんっと叩き教室を出てっいた



「ちょっと咲絢!今の高杉くんじゃん!?何で?」

『私が聞きたいよ!わかんない…』


駆け寄ってきた友達に聞かれたけど、私だってわからないよ


あぁ私、まだ高杉くんのこと好きみたい


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