Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
『何でいつも私服なんだよ、学校ちゃんと行ってんのか?』

「失礼なぁ!京ちゃんと違って真面目だから行ってるよぉ!!」

『俺も学校は滅多にさぼんねぇよ!!だから今回ぎり卒業出来んだろうがよ』

「…そりゃそうだね」



意外だったのか、まりあはおかしそうに笑い出した。


まぁチャラそうに見えるから真面目に行ってたとは思わねぇか。



「夜帰ってて補導されたくないから着替えて来てるの。学校から病院の途中に家があるから」

『忘れてたけどお嬢様校だもんな、そうは見えねぇけど』



まりあはいじけた様に頬を膨らませ、俺の足を布団の上から軽く叩いた。


反応が子供みてぇで可愛いんだよな。






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