吸血男子
 *海斗side*



「離れろ~…」

「離れてぇよ…」





 今日は美梨亜の弁当はないから購買にパンを買いに行く。





 陸も弁当を持っているはずはなく、一緒に購買へ。






 語り合うと意外に気があった俺ら。






 笑いながら購買に並んでたはずなのに、今は顔がお互い引きつってる。






 周りは女子ッ女子ッ女子ッて感じで…。





「なんでこんな囲まれてるわけ…?」



 陸が嫌そうにため息をつく。




「お前が目立つからじゃん」

「それおまえだろ」




 陸は存在感がありすぎるんだ。




「あ、霧!! いいとこにきた!!」



 こっちを見た瞬間、パンを咥えながらどこかに走って行こうとする霧。




「おいッ!! 逃げんな!!」

「無理!! 今、海斗すっげぇなんかたくらんでる!!」



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