吸血男子

守ること。

「美梨亜ッ、起きろ~」

「んー…やだぁ」

「遅刻するって」



 遅刻~…?



 そりゃないよ。



 だってまだ夜でしょうが。




「今何時~?」

「8時半」

「まだ夜じゃん……」

「朝の八時半だよ、バカ!!」

「は!?」



 急いで飛び起きた私は時計を勢い確認した。



「うわあぁ!!」



 外は明るい、時間は八時半を回ろうとしている。




 授業は9時から。




 ここはソファ。



「そのまま寝ちゃったの?」



 制服に着替えながら海斗君に聞いた。



「みたいだな…俺も今起きたところ」

「朝ご飯どうする?」

「コンビニで買う」



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