100万本のチューリップ(短編)
『淳?どうした?』

「……。」


淳は一点を見つめ
和也の声なんか届いてなんかいない。


と、

淳はいきなり走り出した。

街角に消えて行く少女を追うため

淳は全速力で走り出した。


『おい淳!!』


和也も慌てて後を追う。

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