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「権藤さん、陽も暮れたし。
ここはもう我々に任せて署に戻ってください」


現場に立つ権藤に向かって、若いスーツの男が寄ってきた。


同僚、と言うにはいささか抵抗はある若い刑事。


「いや、しかし、吉村君」

「頼みますよ、課長からも権藤さんには無理させるなって言われてるんです」


吉村は顔をしかめて、困った風な表情を作る。



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