ティアモ-secondseason-

「さてと…行くか」

吉田がゆっくりと歩みだす


「辻崎、俺たちとれば勝ちだぜ」

「あぁ」

辻崎は目を瞑り、そして頷いた



「吉田希里太。お前の実力どれほどが…」


5単 吉田希里太vs新橋海斗

2・3年 2-1 1年

そして1コートに歩み寄る


「すぐに決まると思ったら意外に長く続くもんだな」

新橋が肩を回しながら言った


「辻崎は勝つ。そして俺もだ」

「1つ教えといてやろう。俺は元神の山中1軍の6位。
お前は、神の山の2軍にボロ負けした。
力の差は歴然だな。」

そうだ。
あの時、俺は確かにボロ負けした…。


だが、あれから何個も大切なものを手に入れた。



「勝負だ、新橋!!」




「ねぇー香奈ー」

「なに??美里??」

「なんか、男子が試合してるよ」

「えっそうなの??」




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