空を見上げる君

─過去─


蓁城が言ってた女は、

皐 夏海(サツキ ナツミ)



俺の彼女だった…


まぁ小さい頃からの幼なじみだ。



いきなり肩を叩かれ、振り返った。



『おい、1週間後、屋上にこい!』



はぁ?


誰だよお前。


金髪にピアスか──


ヤンキーか?


まぁいいだろう。



『いいぜ』



この俺に喧嘩で勝った奴は1人もいなかったから。




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