いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・
それから半年が過ぎた。


私はいつものように学校から帰ると、
店で珍しくお兄ちゃんが
声を荒げてお父さんに突っかかっていた。


「何やねんこれ!! どうゆうことやねん!!」


「はぁ? どうゆうことって見たまんまや。」


「見たまんまって・・・
なんでまた金を借りたりしたんや!!」


「お金が足りんからに決まってるやろ!!」


「足りんからって・・・
父さん、わかってんのか?
俺は結婚するるねんぞ?
そのために頑張ってるん知ってるやろ?」



「ああ、それがどうした?」


「それがどうしたって・・・
それやのに借金増やすってどうゆうことや!!
これやったらいつまで経っても
結婚出来んやないか!!」


お兄ちゃんの目が険しくなる。


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