いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・
私はあまり食も進まぬままご飯を食べて
二階へと上がった。


お兄ちゃんの部屋の襖が半分空いていて
灯りが点いている。

私はお兄ちゃんの部屋を覗いた。


「電気消し忘れて行ったんだ・・・」


私は部屋の中に入り電気を消そうとしたら、
机の上に置いてある一冊のノートが目に入った。


日記帳!?


私はそのノートを手にした。


なんて書いてあるんだろう・・・

家のこと? 奈緒子さんのこと?
そして別れたこと・・・?


私は見てはいけないと思いながらも、
「ごめんね。」と、ノートを開いた。



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