幸せになってね、大好きだった人。

告白

修学旅行も無事終わって、今は夏。


駿哉を好きだと気づいてから、一ヵ月が経った。


あれから、あたしは駿哉とよく喋る。


男子では1番話してるかも。


「莉香、いいかげん告ったら?」



「うん…。」


そう、あたしは今告白しようかどうか迷ってる。



せっかく仲良くなれたのに、告ってふられたら


今までの関係すらなくなるかもしれない。



「でも、振られるの怖いし。」


「そうやってたらいつまで経っても始まらないでしょ!」


「わかった、告ってみる。」



こうして、駿哉に告ることを決めたあたし。


その日の放課後、駿哉への手紙を彩芽と書いた。
< 7 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop