一人睨めっこ
第三章 分かったよ

一節 優劣

 体の意識が薄れ、俺はベッドに体を預けた。

『真琴!!』

 淳の声が聞こえた。

 淳だって……本当はどうでもいいんだろ?
 俺が居ても居なくても。
 お前は、俺と違って優秀なんだ。
 寄ってくる人間なんていくらでも居るからな……。


 その時、

(くそ……! 後少しだと言うのに!!)

 朝日が上り、夜空は明るく照らされた。

「!?!?」

 その瞬間、またペンダントが熱くなった。
 そして急に体の感覚が戻った。
 頭に響く声も聞こえなくなった。

『ま……こと?』

 何が起こったか分からないという顔の四人が見えた。

「……大、丈夫」

 俺は言った。

『本当に、真琴か?』

 ああそうか。
 体乗っ取られたのかと心配しているのか。

『ねぇ発情期』

 葛西が突然言った。

「発情期って言うなぁ!!」

 俺は自然に反応した。

『うん、藤崎ね』

 葛西が頷きながら言った。

 試したのかよ!!
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