解けない方程式なんて作らないで(仮)

真実

☆隆輔Said☆

――――――――――――――――――


「松神先生」


『はい』


「これ、修学旅行の報告書です」


『はい』


「目を通すだけで大丈夫なんで、あとよろしくお願いします」


『わかりました』


「では、私はお先に…」


ガラッ


バンッ


『…はぁ』


「どうかしましたか?」


『あ、いえ』


さすが、永太さん。


「明日で良ければ俺が相談乗りましょうか?」


どうしようか…


「まぁ、気が向いたらどうぞ」


『ありがとうございます』


「ぢゃあ…俺も娘が待ってるし帰ろうかな」


『そうですね(笑)』


「隆輔さんはもうすぐですか?」


『はい、これに目を通したら帰ろうかと』


「では、お先に失礼します」


ガラッ


バンッ


さて、えーっと…報告書…って、こんなにかい。


持って帰ってから読むか。


えーっと、現在は8時30分ってとこか。


遊美夕飯どうしたんだろ?


つーか家にいんのか?


ま、とりあえず帰るとするか。



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