弾むボール~勇気を出して~
「お弁当、亜紀も一緒に食べようよ!」


「あ、うん」



優佳に声をかけられたけど、なんとなく迷った。


お弁当を食べてる間に、雅樹が来るかもしれない……。



「みんな中庭で食べてるみたいだし、行こっ!」



優佳について歩きながら、何度も後ろを振り返って、雅樹を探してしまった。
< 95 / 99 >

この作品をシェア

pagetop