君がくれたもの
幸せの実感 優希side


最初、「羅威斗」何て聞かされた時は正直自分の彼氏ってこんなにセンスない男だったんだって思っちゃった

私が一番信頼している親友のみーちゃんに話して二人で笑った


本田みなみ。
訳してみーちゃん。
幼稚園の頃からの大親友でみーちゃんには何でも話せたし私にとって大切な存在。


『じゃ、また放課になったら来るね、ばいばい!』


放課になったらみーちゃんとおしゃべりするのが私の日課になってるかな

放課にあんな未来の話をしてたから私は授業中、龍と出逢った時の事をふっと思い出していた



あっちは不良なんだからもちろん出逢いは最悪


耳には計5個のピアス。
確か眉と唇にも一個ずつしてたっけ

髪の色は赤に近い茶色

当時生徒会長だった私の目には龍たちの軍団が入っていた


不良だからって悪い人たちじゃない

それだけは知っていたから怖い何て思わなかった



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