彼女の10円。
家に帰ったらアニキが帰ってきてた。



俺の部屋はアニキの部屋の隣。



アニキに気づかれないようにそっと部屋に入った。



イヤラシい声が聞こえてくる。



昼間っから…。



俺は純と友達になれた事が嬉し過ぎて、アニキ達のいかがわしい声は気にならない。



俺はベッドに寝ころび携帯を眺めた。



来るかな…



それから康子の作ったメシを食って風呂に入った。



今日は携帯は充電中。



メールがきても、すぐ見れるように携帯は枕元。



俺はそのまま眠りについた。



今日もまた康子に起こされる。



こなかった…



俺は落ち込みながら朝飯を食べて制服に着替えて、携帯を充電器から外した。



ピカッピカッ



ん!?



俺は携帯を開いた。



新着メール1件



マジ!?



****@***.ne.jp
件名:純。
本文
うるせぇからメールしてやったぞ。
0903284****



よっしゃぁぁぁ!!



心で叫びながら純のアドレスと番号を登録してから家を出た。


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