彼女の10円。
純の柔らかい唇。



離したくない。



俺は純に夢中でキスをした。



「太一…。」



キスの合間に俺を呼ぶ純。



やべぇ…。



止まんねぇよ…。



俺はまだ唇を離さない。



「た、いち…。終わり…。」



純のその言葉で俺はキスをやめる。



「寝ようか…」



俺は純にそう言うと純は頷き、俺の方を向いて目をとじた。



何なんだよ。



今の感じ。



好きな人とするキスがこんなに幸せで、こんなに気持ちいいものだとは知らなかった。



純が止めてくれなきゃ、危なく襲ってた。



俺は純の頭を撫でながらさっきの幸せなキスを思い出して眠りについた。



次の日は純の隣で目覚める。



まだ眠ってる純は俺のTシャツの裾を握ってた。



本当に可愛い奴だ…。


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