レンアイ指導室~甘々な指導~【完】
「目、開けていいよ」

「……?」

ずっと気になっていた首を見る。

そこには三日月のチャームがついたネックレス……。


「また、プレゼントをもらっちゃいました……」

「……何それ、喜んでんの?」

「えっ!? 喜んでますよ!」

私、喜んでないように見えたのかな……?


「そっか。……そう思うんなら、俺の誕生日にお返しよろしく」

「へ? あ、あれ、本多君の誕生日って、いつですか?」

「えー。知んねぇの? ……2月14日」

「えっ!? バレンタインデーなんですね!」

「……言っとくけど、チョコ嫌いだから。すげー甘ぇじゃん」

そ、そうなんだけど……。


「わ、わかりました……」

とにかく、本多君を驚かすプレゼントにしよう!


そう決意して、私は眠りについた。
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