【完】新撰組と2人の少女
凛「う〜、決まんない」



凛は自分が優柔不断であることを恨んだ




平「ゆっくり考えろよ!!俺も手伝うし」



藤堂はそう言うとニカッと笑って見せる




凛「ありがとう!!やっと2着は決まったんだけどね」



凛が選んだのは、白に桃色が混ざったものと、黄色の着物だった




平「じゃ、後は俺が選んでいいか?」



藤堂が遠慮がちに言うと




凛「いいの!?そうしてくれると助かるなぁ!!」




凛は藤堂に微笑む





そして、藤堂は真剣に着物を選びはじめた






平「こんなもんかな?」




藤堂が選んだのは、赤色に桃色が混ざったもの1着と桃色のものを2着、黒色に白色が混ざったもの1着だった




凛「うわぁ!!平助ってセンスあるんだね」




凛は感心しながら言う




平「せんす?」




藤堂は初めて聞いた言葉に首をかしげた




凛「はっ!!うーんと、美的感覚ってこと!!」




凛は慌てて訂正する




凛(あー、つい言ってしまった センスが通じないなんて不便だなぁ)




平「総司たちも決まったみたいだし、凛はこれでいいんだろ?俺、金払ってくるな」




凛「ありがとね!!」




平「おうッ!!」







お金を払い終わって、私たちは屯所への道を歩っていた



そこに、甘味処があった




いち早く反応したのは、








沖田と優であった





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