【完】キスしてッ! -年上甘々☆溺愛カテキョ-
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「はい、次の問題やる」
ふしゅーっと力が抜けきった私に、淡々と言う舜くん。
いちいちドキドキしてる私がバカみたい…。
実際、バカだけど。
はぁ、とため息を吐き、気を取り直した私を見た舜くんがボソッと呟く。
「間違えないかなぁ」
…やる気がなくなるようなこと言わないで欲しい。
キスが好きなのはわかるけど、その前に家庭教師っていうのを忘れてないかな?
あくまで舜くんは家庭教師、キスはそのおまけなんだからね!?
間違えないかな、なんて言わないでよ。
キッと舜くんを、一瞬睨みつけた私。
次は絶対、キスなんかさせない!