マイハニー
「嘘だよ?お兄ちゃんとしかしないよ?」

「・・・」

「ごめんね?」

「・・・」

「お兄ちゃん?」

「・・・」

「機嫌直してよー」

「・・・」

「どうしたら・・・許してくれる?」


本気で怒っているっぽいお兄ちゃんに、
焦りながら聞く。
お兄ちゃんはこちらを振り返り、
意地悪そうな目で言った。


「じゃぁさ、服脱いで、ストリップして見せて」


えええ・・・できないよ・・・そんなこと・・・
「無理・・・」と小声で言ったら、
「あっそ」とまた背中を向けられた。

大きく呼吸を一つする。
私はお兄ちゃんの手を取って、そっと私の胸に置いた。


「脱ぐのは・・・まだちょっと・・・これで・・・許して?」


私は恥ずかしくて真っ赤になり俯いた。
パジャマの下の胸の突起がピリピリ痛いくらいに尖がっているのがわかる。
心臓はバクバクで、恥ずかしさで涙が出てきた。

お兄ちゃんはそっと私を抱き寄せ
「ごめん、意地悪した」とおでこにキスをした。
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