アダルトチルドレン
私は喜代さんを守りたい




離れれば喜代さんの仕事場も家族も守られる



ただ私というひとりの人間が喜代さんの日常生活から消えるだけ

簡単なこと



でも



私は喜代さんが好き

大好き

必死に、必死に


自分の感情を押し殺して


変わりに大量の涙が溢れてきた


だめだ。喜代さんを守らなきゃ

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