学舎ハーレム
数日後


「あれから麗美ちゃん、ずっと休んでるんだから心配だよな…」

朝日が言う。

「麗美ちゃん、学校も辞めちゃうのかな?」

皐が言う。

「麗美ちゃんも頑張ってると思うから大丈夫だと思うけど。」

睦月が言う。

「でも、ほぼ倒産確実だってテレビでやってたわよ?」

瑠璃が言う。

「すでに多額の負債があるとも言っていたが…」

渚が言う。

「幸大、助けてあげないの?」

真知が言う。

「…。

どうだろうな。」

「幸大さん、いつもならすぐさま手助けするのに今回に限って…」

夕日が言う。

「今回に限っては事情がな…」

「何なんだ?」

朝日が言う。

「つまりさ、朝日も夕日ちゃんも真知も皐と睦月も…

確かに俺はお前らの親の手助けをしたりした。

まぁ、真知のは特殊だが。


それらは全てお前らに直接関わるだろ?


特に夕日ちゃんに至っては朝日からの頼みもあって、ってところだからな。

とにかく俺が手助けするのはお前らのため…って建て前があるが…」


「詳しくは私にはわからないが…

今回のは麗美の父上が全て被るべきこと。

麗美には関係が直接はない。

麗美の友達という理由だけで手助けなどはできない…か。」


「確かに、今回のは麗美ちゃんは直接どころか間接的にも関わってないわね。」

「…。

確かに、私たちの時はお姉ちゃんと私か誘拐されちゃったから…」
皐が言う。
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