学舎ハーレム
14
「4階の前に…そろそろかな…」

幸大が携帯を取り出す。


「もしもし、朝日、そっちは?」

『ばっちしだ!

いつでも来い!!』

「お前らは男子更衣室の秘密基地に入っておけ。」

『わかった。』

「こっちももう少ししたらそっちに行くから。」


『ああ。


あ、夕日がお前と話したいそうだ。』

「ああ。」


『幸大さん?』

「どうした?」


『その…頑張ってください。』

「ああ。

夕日も仕掛けをしてくれてありがとな。」


『あの…

私、頑張りました。


だから…もし、全部が成功したら皆さんにしたみたいにキスを…してくれますか?』


「な!?」

『い、嫌なら、

嫌なら…いいんです。』


「…はぁ。

思いっきりしてやるから覚悟しとけよ?」


『お、思いっきり…ですか…


はい、その…待ってます!!』


そう言って通話が終わった。




「さて、4階に行く前にもう一つやることがある。

理科室…

いや、家庭科室も三階だったよな?

家庭科室に行くぞ。」


幸大たちは家庭科室へ向かった。
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