学舎ハーレム
「もちろんだ。

じゃあ、その代わり俺が勝てば…


一生俺の召し使いってのはどうだ?」

「なに?」

「俺は奴隷とか下僕って言葉が嫌いなんだよ。


だから召し使い。

一生な。」

「一生だと!?」

「当たり前だろ?

俺は命を。

この先全ての生涯、つまりは一生を賭けてるんだ。


お前にも同じだけのことを要求する。


嫌なら勝てば良いだろ?」


「貴様…後悔することになるぞ?」


「さらに、ハンデだ。

今から俺はお前が三歩動いたら攻撃する。

さらには、お前の首を狙う。

お前から見て右側から。


だからその場で三歩足踏みするもよし、

三歩で俺に一撃を入れるもよし。


好きにしろ。」


「貴様が自ら負けるならば攻める必要はない。」

タッ、タッ、


二歩、足踏みする。

「次で最後だ。」

渚が足を上げる。


タッ、



ヒュッ、

幸大が動く。

「ガードすれば問題ない!」

首を狙う位置の直線上に木刀を構えガードする。



ヒュッ、


ゴウッ、

攻撃は渚の髪を揺らした。


カランッ、

渚が木刀を地面に落とす。


幸大の木刀は首に当たっている。


正確にはダメージ的なモノはなく触れている、もしくは文字通り当てているだけ。


「俺の勝ちだろ?」

木刀を渚に当てたまま睦月に問いかけた。
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