学舎ハーレム
翌日


秘密基地

「今日の昼休み、作戦を開始する。」

幸大が言う。

「作戦内容は?」

真知が言う。

「真知と朝日を秘密基地に二人きりにする。」

「え!?」

「そこからはお前次第だ。


俺たちは外で待機。

一人だけ鍵を持たずにドアの前にいる。


残りはドアのセンサーに触れない距離の場所で待機。


鍵を持たない奴がドアの前にいたら朝日も真知も出れない。


出るときは真知が俺たちの誰かに携帯で連絡をする。


作戦は以上だ。」

「ち、ちょっと!?

どうすれば良いのかわかんないわよ!?」

真知が言う。


「真知が朝日に伝えたいことを伝えるもよし、


押し倒して既成事実を作るのもアリだな。

防音だから声を出しても平気だし。」


「な!?」


「とにかく、お前次第でこれからのお前の人生が決まる。


ただ、一つだけ言うが…


逃げるな。


良いな?」


「…。

うん。

ここまでしてもらってやらないわけには行かないから。」


「ここまでってか、まだ何もしてない。

じゃあ、これで作戦会議終了だ。」
< 90 / 251 >

この作品をシェア

pagetop