優秀な専属執事と優しいお嬢様
教室に戻ると目の前には夕沙がいて零人は鋭い目で見つめながら柚香の腕を引いて席について彼は何事もない顔をしていて横にいた。
「ひど過ぎて話にならなすぎて嫌になるくらい……あれだけ私が意地悪していてまだあなたが執事をやっていてしかも見習い兼専属驚きよ。
昔は私が近づけば怖がっていた弱虫がよくまあ執事として務まるなんて世も末過ぎて笑えるけど零人も嫌になるくらいドジだったのよね」
『私の執事を侮辱することは誰であろうと許さないわ』
「はいそこまで私は別にあんなに幼稚な嫌がらせなんかに屈するほど堕ちてはいませんからそれに私は柚香様のことが大切なんですよ」
彼はそういうといつものように笑顔で柚香をなでながら足りなくなっていたノートを出して机においていつもの表情をしていた。



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