近すぎて、遠すぎて。


「もうすぐしたら、飛びっきりの彼氏、自慢してあげるから待ってなよっ!」



「…待ってるよ。できんのか?」



「できますーっ。あっ!夢ー!じゃあね、海斗!」



あたしは夢の元へ走り、学校へと歩きだす。



「笑って言えたよ。おめでとうって!」



「がんばったじゃん。」



「結構踏ん切りついたかな。」



「いいことじゃん。」



夢もテンション低い。
海斗も低かったけど…



「あーーーっ!漱石っ!」



前から漱石が見えた。



「おー!心!なんか久しぶりな気がするな。」



「確かに!学校でもなんかしゃべらなかった気するしね。」



「だなぁ、って堀内ほんと愛想悪いな。」



ぱっと夢を見ると、だるそうに立って、漱石を睨んでた。



「ったくチャラチャラしてんな。前髪長すぎだろ。うっとうしい。」



「散髪屋の予約がなかなかとれなかったんですー。明後日行きますー。」



「違うところとか考えたらいくらでもあるだろ。」



「…っ。こっ、こだわりがあるんですー。」



喧嘩中、申し訳ないけど笑わせて下さい。

< 45 / 200 >

この作品をシェア

pagetop