あたしはモデル。②(修正版)


「そうよね、桜には彼氏がいるもんね~。
イ・ケ・メ・ン・の!」

ふふ、と笑う涼子さん。


「や、やめてくださいよ…」


恥ずかしくて顔をあげられない。

ヒロトめ…。もうお礼なんてしないんだから!


ぎっ、とヒロトをにらみつけるとヒロトは笑った。



「冗談だって。悪い。

あ、もう12時30分だぞ。

時間大丈夫なのか?」


腕時計を見ながら、ヒロトは私に尋ねる。



「うそ!私、そろそろ…」


「ああ。もともと顔合わせだけだったし…

そろそろ解散するか?」



そういって3人は喫茶店を出た。



< 19 / 136 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop