満月の夜とミミの青い瞳



男の子の顔が頭から離れない。



パチクリした大きな目や、風になびいた茶色い髪。

なんと言っても、爽やかな笑顔がミミの胸を締め付ける。



「また会いたいなぁ」


願うなら、もう一度会って話がしたい。


名前も聞いて、優しい声で“ミミ”って呼んでほしい。


でもミミにはそれができない。



悲しいけど、この恋は決して叶わない。



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