初めての恋の甘い誘惑~レンタル彼氏は学園王子~
杏奈は目をうっすらと開けて俺を見た。
「キス……してくれないの?」
そう言ってその目が悲しげに揺れる。
「…いや。……可愛くて…見てた」
俺が笑いながらそう言うと、彼女はプウッと頬を膨らませる。
「やだ。キスして」
はいはい。お姫様。
俺は彼女の唇に優しく唇を重ねた。
すると、うっとりしながら俺の首に腕を巻き付けてくる。
……参ったな。
昨日遅くまで分析したデータが頭の中から漏れ出していく。
次の会議までに覚え直しだな。